続いて光 いくつもの

「映画フィッシュマンズ」

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フィッシュマンズのドキュメンタリーがこないだやってて、塚口サンサン劇場まで観にいった。

 

小嶋さんが「たとえばLONG SEASONとか…あの曲におれの居場所はないよね」って言ってたのが印象的だった。

 

一方でLONG SEASONまで着いていけた柏原さんは「佐藤が死んだってのはいまだに実感がないんだよねえ…」とか言ってるばかりで。

全体的にこういう、「よくわからない」「実感がない」感じの人が多くて、退屈というか少しイラついて寝てしまう映画でもあった。

 

で、小嶋さんってのは唯一、現実のこととか佐藤さんのことをちゃんと見ていた人な印象があった。

 

柏原さんが抜けたときよりも、ハカセさんが抜けたときよりも、小嶋さんの脱退が佐藤さんにとっては本当に辛そうだった。ってマネージャーが言ってて。

 

それは、小嶋さんが離れたことで、もうフィッシュマンズの音楽が現実離れしたような、作り手が危ないことにならなければならないようなものになっていくと、佐藤さんに予感させたのではないかと思ったり。

だって現実を見ることのできる小嶋さんが、フィッシュマンズの音楽に着いていけないと感じたのだから。

 

HONZIさんの映像がもっとあればなと思った。映画の内容はともかく、映画館の音響で聴く「ゆらめきin the air」はよかったし、ほかの曲も聴きたかったな。

 

 

22/02/04追記

Walking in the rhythmのリズムとは、おそらく心臓の音のこと。